本漆はその仕上がりの美しさの反面、手間のかかる素材で、根気と時間もかかるものです。

そして『かぶれる』というのもデメリットに感じる1つかもしれません。

漆かぶれの多くは、直接皮膚に触れた場合におきます。まれに体質や、体調などで直接触れなくてもアレルギー反応が出る場合もあるようです。

(乾いていない状態の漆に触れるとかぶれを起こしますが、乾いた状態でかぶれることはありません。)

長袖やアームカバーを着用し、肌の露出は避け、使い捨てのゴム手袋を使用し、直接肌に触れないように気をつけて行っていきましょう!(髪の長い方は髪を結いて作業しましょうね。)

ハンドクリームなどを(油性のクリーム)あらかじめ塗っておくのも、予防になるかと思います。

万が一手についた時は、菜種油などの食用油をつけてから、拭き取ります。(油は教室に準備しています。)その後に石鹸を使って油を洗い流してください。

かぶれた場合は皮膚科に行きましょう。

金継ぎ教室にご参加される場合、これらのことをご承知いただいた上でお申し込みくださいね。(医療保障などは負いかねますことをご了承ください)